つかのま。

読書と日々考えたこと

【大阪旅行:2泊3日】〜1日目:近畿大を訪ねる〜

2月10〜12日、三連休を利用して初めての大阪旅行に行ってきた。

ここ数年、コロナの影響もあってあまりガッツリとした旅行はしておらず、全くはじめてのエリアに行ったのは多分5年ぶりくらい。最後は学生時代住んでいた茨城から離れる道すがら、鹿島神宮に行ったときだと思う。思えば学生時代にもっとあちこちに行っておけばよかった。


今回の旅行の第一目的は『近畿大学を見に行く』。今、司書課程は残りメディア授業の試験結果待ちというところで、手応え的には合格できている…と思う。特になにか手続きが必要だったりというわけでもないのだけど、せっかく学生証があるので、中央図書館とアカデミックシアターを一度見学に行きたかった。学籍が切れる前に…ということでこのタイミングで行くことにした次第。

それ以外の予定はほぼ決めず、あと2ヶ所くらい行きたい場所をぼんやり考えつつ飛行機と宿を押さえて、あっという間に旅行当日に。


今回の飛行機はPeachの朝イチ関西国際空港行き。朝イチといっても到着はほとんど12時前で、Peachは第2ターミナル発着なのもあって空港を出るまでに半日以上は過ぎてしまっていた。

まずはとにかく近畿大へ行こう、ということで、関空快速で鶴橋へ向かう。ここでJR西日本管内だということを思い知らされる(今更)。Googleマップを見ながら改札口を探したものの、駅ナンバリングの表示アイコンがJR東日本とは違うということに思い至らず、JRじゃないんだな~とぼんやり思いながらウロウロしてしまった。ようやく気がついたあとも無意識に緑色の看板の類を探してしまい、未知の土地だ…と慄きながら(?)関空を脱出した。


鶴橋までは1時間くらいかかった。ぼんやり車窓を眺めていると、家のつくりや遠くに見える山の高さに、あぁ本土に来たんだなぁと実感が募る。

電車内で堺市博物館の広告を見つけた。古墳気になるなぁと思ったところで堺市駅につき、通り道ならということで帰りに寄ることをここで決めた。計画性はないがその分融通はきく。


鶴橋で近鉄大阪線に乗り換え、長瀬駅へ。長瀬駅は思っていたよりも小さくて、大規模な私大の最寄りでもこんなに小さい駅なんだなぁと驚きつつも、そういえば駒場東大前駅なんかも小さかったよねぇと謎の思い出しをしたりもして。


時間はもうすでに14時。本当は学内で土曜も営業しているラーメン屋・近大をすすらんか。に行きたかったのだけど、営業時間に確実に間に合わないので大学通り周辺の飲食店に入ることに。











近大前商店街から西門が見える。

休講期間の土曜だから人はかなり少なかったけれど、授業のある日は学生でごった返すのだろうなぁなどと思いながら歩く。

角の古本屋、気取らない飲食店、飲み屋に雀荘。母校の周辺とは全く違う密度の高さの学生街の雰囲気がよかった。

お昼は道中の麺屋こころへ。結局チェーン店に入るんかい、というところだけども松屋に入らなかっただけで褒めてほしい、塩まぜそば美味しかったです。

まぜそばで学生気分になったところでいよいよ近大へ。


これは帰りがけのときにとった写真だけど、学内はかなり綺麗という印象だった。ただ、構内の案内図的なものはちょっとわかりづらく…。



目的第一、中央図書館。10階建てほどの細長い茶色の建物。

1フロアずつがかなり狭いことに驚いた。そこらの大きめの教室くらいかな?という広さの中に、通常の書架と集密書架とが並んでいる。そんな感じのフロアが約10階分。キャンパス内各所に分野ごとの分室があるとのことだったから、学生はうまく使い分けているのだろう。

図書館情報学関係の棚も流石に広めで、ざっと背表紙を見ていると、やっぱり今後ももっと勉強したいなぁと思ったりした。たとえ司書や図書館員を仕事にはできずとも、せずとも、もうちょっとこの勉強をしてみたい。その先に仕事があれば尚良い。もう少し足掻いてみようかなと思えて、このためだけでもここに来てよかったと思った。

図書館情報学関係以外でも、あの本もこの本も読んでみたかった。大学時代に図書館の本をあまり読めなかったのがものすごく悔やまれる。どうにかこうにか大学図書館を自由に使える状態にしておきたいので、色々と県内でも調べて見る予定。


次はアカデミックシアターへ。
これはアカデミックシアターの中にいたマグロ。




目的はビブリオシアター。
https://act.kindai.ac.jp/biblio-theater.html
印象としては博物館・美術館の展示や、図書館の展示の大規模版、という感覚を受けた。近大INDEXによる分類って実際どんな感じだろうと思ってたけれども、なるほどなという感じ。分類や分野の枠を超えてテーマ単位で集められた本たち。公式サイトの説明に書かれている通り、まさしく「実学の礎としてのリベラルアーツ」の思想をひしひしと感じる象徴的な空間でもあった。ただし方向音痴は迷子になる。

ふと目についたこの本を閉館まで読んでいた。

いよいよ百舌鳥古墳群に行きたくなる。三日目に絶対行こうと決めた。







18時に閉館。長瀬駅に戻り、そのまま宿へ。近大前で夕食を食べようかとも思ったけど、移動でかなり疲れてしまっていて、とにかく一回チェックインしてしまおうとスルーしてしまった。この選択は後々後悔することになる。


今回の宿は大阪環状線桜ノ宮駅京橋駅の間の、東横INN京橋桜ノ宮桜ノ宮駅自体は小さいながらも環状線の駅ということで交通の利便性は高かったものの、ホテルまでは結構距離があり、しかもホテル周辺はラブホ街(治安は悪いという感じではない)、コンビニも近くはなくて、正直不便だった。これは口コミ見ればわかることではあったので私の無計画さが悪いです。ホテル自体は東横INNなので間違いはないです。

京橋駅の方まで出る体力もなく、この日は這々の体で行ったコンビニで適当に買ったサラダと巻き寿司を食い、缶チューハイを1缶開ける。

2日目に続く。