つかのま。

読書と日々考えたこと

2023年を振り返る

このブログをはじめて初めての大晦日ということで、今年の振り返りを書いておこうと思う。

先日の『さやかに星はきらめき』のエントリーにも書いたが、今年は区切りだったり、喉に刺さり続けていた小骨と向き合ってみたりした一年だった。
正確には2022年からが自分なりに少しばかり変われた時期だったなあと思う。ので、22年分から振り返る。これは私のブログだから何をしてもいい。

2022年、司書過程の履修をはじめた。元々ずっと資格をとっておきたかったという小骨があったのに加えて、前年に会社で色々と考えたくなることがあって、転職してやろうという気持ちもあって踏ん切りがついた。
ただ、22年中は実はレポートを一本も出せなかった。教科書は一通り一気に読んだものの、いざレポートに着手しようとすると一文字も書けなくて手が止まってしまった。
元々学生時代からレポートには結構苦手意識があって、卒論なんかは提出日に徹夜して最終章かいてそのまま提出したな…というのを思い出してしまったり。それで余計に苦手だ~と思ってしまって書けなかった。
ぐだぐだしているうちにフルート教室での演奏会の作業が入ってしまったり、仕事でも重めの担当を割り振られてしまってワタワタしたり…しつつ、趣味の方面でははじめて二次創作の小説同人誌を作ったりしていた。
正直完全に逃避だったわけだけど、ストーリー創作術の本を読んだりしてちょっとばかし「本気」で何かをやってみたきっかけになったし、昔はそれこそ小説家になりたかったことだってあったよねと思い出してもいた。

2023年に入ってからは学籍延長をして、これ以上あとがないぞと自分を追い込みつつ司書に本腰を入れた。
あんなに書けなかったレポートだけど、22年中に同人誌で何万字か小説を書いたおかげで、たかだか2,000字がなんぼのもんじゃい、と、比較的ふっきれて取りかかれるようになっていた。
年初時点ではまだ本格的に採用試験を受けるつもりはなかったのだけど、勉強している内にやはり一度は試験を受けておきたいよな…と思って募集要項を確認。4月ぐらいに第一志望の図書館が今年ラストチャンスだと気がつき、そこからはとにかくがむしゃらにやった。

夏までには通信指導科目を全単位取得。計画が甘くてメディア授業は後期一発勝負になってしまった。夏から秋にかけては公務員試験の勉強。仕事も忙しいタイミングが重なってしまって結構キツかったけど、その分出来るだけのことは全部出来たと思っている。

秋にはこのブログを始めた。ちょうど一次試験が終わった日に開設した。TwitterがXになってしまったり、とてもとても使いにくくなってしまっていたりする状況に辟易とした一年でもあった。この辺の話も9月頃のブログに書いた。Twitter以外の居場所を確保したいなぁとは思っていたことだったから、これも又一つの区切りときっかけになった。

また、秋にはフルート教室の大きめの演奏会があった。実はこれの作業で春~秋の毎週末最低3時間/日が実質消えていた。それでも夏頃からは公務員試験を受けるので…とカミングアウトして関連作業を回避してはいた訳だけど、逆にややこしい事態になっていたりしてなかなか大変だった。こればかりは二度とやりたくない。やるとしたらもっとシステマチックにうまくやらせてほしい。

楽器と言えば、YAMAHAのデジタルサックスYDS-150を春に買った。最近あまり吹けてないけど…。小中高の吹奏楽部時代はサックスを吹いていた。ずっとマイ楽器はほしかったけど、SATB全種ほしくなっちゃうよなぁとか、リード等の消耗品のランニングコストが結構キツいんだよなぁとか、色々と考えると購入に踏み切れなかったので、これも結構ひとつの区切り。もちろんようはウィンドシンセなので本物の管楽器とは勝手は違うわけだけど、手に持ったときのしっくりする感じには泣きそうになった。来年はもっと吹いてあげたいし、楽器の話はまた別のエントリーで書きたい。

読書面でも大きな区切りでもあった。村山早紀作品とのことについては『さやかに星はきらめき』のエントリーで書いた通り。それ以外にも、たつみや章の『月神の統べる森で』シリーズをついに中古で買った。これは私の価値観に間違いなく影響を与えているシリーズで、常に手元で内容を振り返れるようになったのは非常に大きい。来年の読書一発目はこのシリーズにしようと思っているので、改めて書きます。

今年は何かと聖書に縁がある年だった。秋頃に聖書を買ったのは過去にも書いたとおり。これも来年は通読を試してみようと思っている。それ以外にも、大学時代の延長でヘブライ語の文法書を買い、その流れでイスラエルについての本を読んでいた直後にガザでの事態が発生した。本当にたまたまなのだけど、あまりにものタイミングに余計にショックが大きい。実はウクライナにも学生時代に(研修旅行だけど)行ったことがあったので、このショックもある意味22年から続いている。年末付近に読んだ本のうち『大学教授のように小説を読む方法』『ネシャン・サーガ』『さやかに星はきらめき』も聖書(もしくはキリスト教)を知りたくなる本たちだった。

年末には英語多読を始めた。今のところ順調に続けている。来年もこのまま続けて、まずは100万語、そして『盗神伝』原著読破を目指したい。その後はブラッドベリも…とか、色々と夢は広がる。

来年もいっぱいやりたいことがある。
もうひとつだけ公務員試験にチャレンジしたい区分がある。
聖書を通読したい。
盗神伝をどうにか読破したい。
その他にももっと読みたい本がある。
司書過程を無事に終えたら、放送大学などの別の通信教育にも手を出したい。
音楽ももっときちんとレベルアップしたい。
小説を書き上げたい。
部屋の掃除をもっとこまめにしたい。

一気にあれもこれもやりたくなって結局何もできなくなるのが自分の悪い癖だと自覚もできたことだし、無茶はせずにひとつずつしっかり進めていきたい。