つかのま。

読書と日々考えたこと

プラネタリウムに行った

久しぶりにプラネタリウムに行った。プラネタリウム自体は今年の年初に東京でも見て以来だけども、県内のプラネタリウムに行くのは多分10年以上ぶりだ。


昔はよく父に連れて行ってもらっていた。父は理科教員で、自宅にはたくさんの宇宙・天文の本があった。天体写真を撮りに連れて行ってもらったり、流星群を物干し場で見上げたりもした。宇宙の日のイベントにも何度か連れて行ってもらった。

そんなこんなで立派に宇宙好きになったものの、致命的に算数・数学を諦めてしまっていてその道には進まなかった。それでもやっぱり宇宙・天文にはものすごく惹かれている。

大学時代は近所に科学館があって、年パスを買って毎シーズン見に行っていた。超お得だった。

沖縄に帰ってきてからも行きたいなと思いつつ、タイミングが合わなかったり、本を読めなくなっていたのと根っこが近しい行きにくさがあって行けていなかった。だから今日ようやく行けたことでまた少し前進できた気がしている


今日行ったのは那覇市牧志ほしぞら公民館の常設プラネタリウムだ。よく連れて行ってもらっていたのは久茂地にあった頃で、牧志では初めて。だから懐かしさよりも新鮮さが強かったのかも。


プログラムは「おーい!アカナー!夜空を見上げよう」。沖縄の星の民話を紹介してくれる低学年まで向けの番組だ。北斗七星に関連するお話。前半には15分程度の生の星空解説もある。沖縄ならではの番組でとても良かった。


東京のコニカミノルタ系のプラネタリウムにも行ったことがあるけれど、私が好きなのはどっちかというとこういう番組だなぁと改めて思った。教育色が強めというか。ヒーリングやロマン系のものも面白いとは思うけど、プラネタリウムには「学び」といったらちょっと大仰だけども、博物館に行くときの感覚を求めている節がある。ご当地の「今日の星空」の生解説もとても好き。


心配になるくらい観覧料が安いし、番組も何種類もやっているようだし、またふらっと通えるようにしたい。父に連れられていた頃は、那覇へのお出かけはそれだけで特別だったけれど、今は自分の好きなときに気軽に行ける。あの頃見えていた那覇と今見える那覇は全然違うなと思うと同時に、大人になったんだなぁとすぐ近くのどん亭で新聞をのんびり読むおじちゃんたちに挟まって牛丼を食べながらしみじみ感じた。

海洋博のプラネタリウムにも自力でたどり着きたい。