つかのま。

読書と日々考えたこと

鹿島みづき『パスファインダー作成法』

タイトル通りパスファインダーの作成方法について実践的にまとめている本。
例が豊富でパスファインダー作成の手順を具体的にイメージできた。


近大司書課程のメディア授業に備えて情報サービス演習や情報資源組織演習の予習をしているその一環と、職場での読書推進活動のために手に取った本。実際に自分でもテーマを設定してパスファインダーを作成してみたい。とりあえず職場向けにパスファインダーとブックリストの中間みたいな「もどき」を作ってみよう。


パスファインダー自体、司書課程を始めてから知ったツールだった。これまで頻繁に利用していた館ではあまりやっていなかった…という可能性もあるけれど、司書課程の勉強をしていると自分が全然図書館を活用できていなかったのだなぁと感じることが多々ある。

中高生の頃にここまで図書館のことを真剣に向き合えてたら多分ここまで遠回りしなかっただろうなとは思ってしまうけれど、自分の過去については今更どうしたって変わらないので、せめて今の子どもたちがそんなふうに中途半端に賢しらぶって選択肢を放棄しないようにしてやれるような大人でありたいと思っている。自分自身の今後にだってそう。


閑話休題。こういった情報探索・組織化スキル系の勉強はとくに楽しい。司書になるにせよならないにせよ、自分の人生が豊かになる気がする。後期のメディア授業開始までにしっかり予習しておきたい。