つかのま。

読書と日々考えたこと

金谷治『孫子』

いわゆる『孫子の兵法』岩波文庫版。
元々「いつか読まなきゃな古典」枠だったのを、落乱を読んでいる流れで読みたくなったので読んだ。おかげで「落乱で見たやつだ」と気づける部分が結構あって楽しかった。

漢文、訓読文、訳文が揃っており、コンパクトながら校訂的な注や訳注もこまめにあって理解しやすい。簡易的な索引も付いていて便利。

内容的には全体的に現実的というか、「無茶はするな、そのために情報収集と準備をしまくって勝てる状況を作れ」なのかなという理解。なるほどビジネス書的に受容されるわけだな…と納得すると同時に、やっぱりあくまで兵法書で結構過激な感じではあるので、これをまるママ参考にビジネスしている人はちょっとヤダな…とも思ってしまった。ビジネス書に対する抵抗感の一端はここかもしれない。

今回は主に職場の昼休みにちまちま読み進めた。1段ずつが短いのでサクッと読めて良かった。この感じでほかの古典系を読み進めるのもありかも。落乱的にはほかの武経七書も気になるけど岩波文庫がないっぽい?ので次はなにかな。手元にあるのは老子、大学・中庸のはず…?